お風呂の栓はどこで売ってるのだろうとお探しではありませんか?
古くなった栓を交換しようと思っても、ホームセンターのどの売り場にあるのか、コーナンやニトリ、ドンキホーテで扱っているのか、また100均のセリアなどで手軽に買えるのか、いざという時に販売店が分からず困ることがありますよね。
さらに、せっかく買ってもサイズが合わないという失敗は避けたいもの。この記事では、失敗しないためのサイズの測り方やサイズ表の見方から、主要な店舗での取り扱い状況まで、お風呂の栓に関する疑問を網羅的に解説します。
- お風呂の栓が購入できる主な店舗
- 失敗しないためのサイズの正しい測り方
- サイズが合わなかった場合の対処法
- 交換時期の目安や費用に関する知識
お風呂の栓はどこで売ってる?店舗別の取扱状況
- そもそもお風呂の栓はなんて言いますか?
- お風呂の栓はホームセンター(コーナン)の売り場が確実
- 100均(セリア)でもお風呂の栓は買える?
- ニトリやドンキホーテでお風呂の栓は売ってる?
そもそもお風呂の栓はなんて言いますか?
浴槽の排水口をふさぐための道具は、一般的に「ゴム栓(ごむせん)」と呼ばれています。
その名の通り、ゴムやシリコンなどの素材で作られていることが多いためです。
このゴム栓は、大きく分けて3つのパーツで構成されているのが一般的です。
- 栓(せん):排水口を直接ふさぐゴム製の本体部分です。
- 鎖(くさり):栓と浴槽をつなぐチェーンの部分を指します。ボールチェーンがよく使われます。
- ギボシやヒートン:鎖を浴槽側に固定するための金具のことです。
また、栓の形状にもいくつかの種類が存在します。ご自宅の浴槽に合ったものを選ぶ必要があります。
主なゴム栓の種類
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 平型ゴム栓 | 最も一般的で、横から見ると台形のような形状をしています。多くの浴室や洗面所で使用されています。 |
| カサ付きゴム栓 | 栓の上部がカサのように広がっているタイプです。主に浴槽で使われます。 |
| おもり付きゴム栓 | 栓の下部におもりが付いており、水圧がなくてもしっかりと排水口をふさぐことができます。 |
近年では、ボタンを押すだけで開閉できる「ワンプッシュ排水栓(プッシュ式排水栓)」も増えていますが、この記事では交換が容易なゴム栓タイプを中心に解説を進めます。
お風呂の栓はホームセンター(コーナン)の売り場が確実
お風呂の栓を探す際、最も確実で品揃えが豊富なのはホームセンターです。
コーナンやカインズ、コメリといった大手ホームセンターでは、水道用品やバス用品の専門コーナーが設けられており、多種多様なゴム栓を取り扱っています。
サイズ展開が豊富なため、ご自宅の浴槽にぴったり合う製品を見つけやすいのが最大のメリットと言えるでしょう。
ホームセンターで購入するメリット
- 豊富なサイズ展開:ミリ単位で異なるサイズが揃っています。
- 多様な種類:形状や鎖の長さなど、様々なタイプの製品から選べます。
- 専門スタッフへの相談:サイズ選びに迷った際にアドバイスをもらえます。
- 実物確認が可能:現在使用している栓を持参し、実物と比較しながら選べます。
売り場は、主に「水道用品コーナー」や「バス・トイレ用品コーナー」にあります。
店舗によっては、パッケージの上から持参した古い栓をはめてサイズを確認できるテスターが用意されている場合もあり、購入の失敗を減らす工夫がされています。
100均(セリア)でもお風呂の栓は買える?
「もっと手軽に安く手に入れたい」という場合、ダイソーやセリアといった100円ショップでもお風呂の栓を購入できます。
最大の魅力は何と言ってもその価格です。緊急で必要になった場合や、とりあえずの応急処置として使うには非常に便利です。
ただし、購入前にはいくつかの注意点があります。
100均で購入する際の注意点
100均の製品は、サイズの種類が非常に限られていることがほとんどです。
一般的なサイズしか置いていない場合が多く、ご自宅の浴槽の排水口に合わない可能性も十分に考えられます。
また、耐久性の面ではホームセンターの専門品に劣る場合があるため、長期的な使用を考えるならあくまで一時的な選択肢と捉えるのが良いでしょう。
セリアではシリコン製のシンプルなタイプ、ダイソーではチェーン付きのタイプなど、店舗によって取り扱っている製品に違いがあります。
購入する際は、必ず事前にサイズを測っていくことをおすすめします。
ニトリやドンキホーテでお風呂の栓は売ってる?
家具や生活雑貨を扱うニトリや、ディスカウントストアのドン・キホーテでも、お風呂の栓が販売されていることがあります。
これらの店舗では、バス用品コーナーの便利グッズの一つとして置かれていることが多いです。
ただし、ホームセンターほど専門的ではないため、品揃えは限定的です。
シンプルなデザインの汎用品や、ユニークなアイデア商品が見つかる可能性はあります。
ニトリやドン・キホーテで探す場合は、水道の専門部品としてではなく、「お風呂の便利グッズ」を探す感覚で見に行くと見つけやすいかもしれません。
ただし、店舗によって取り扱いが大きく異なるため、事前に電話などで在庫を確認するのが確実です。
もし近隣の店舗で見つからない場合は、やはり品揃えの豊富なホームセンターへ行くか、後述するネット通販の利用を検討するのが効率的です。
お風呂の栓はどこで売ってるか分かった後の注意点
- 風呂ゴム栓のサイズ表と正しい測り方
- 知っておきたいお風呂のゴム栓の寿命
- 風呂の栓を交換するにはいくらかかりますか?
- 買ったお風呂の栓が合わない時の対処法
- 緊急時!お風呂の栓の代わりになるものは何ですか?
- 結論:お風呂の栓はどこで売ってるか総まとめ
風呂ゴム栓のサイズ表と正しい測り方
お風呂の栓の交換で最も重要なのが、正確なサイズ選びです。
見た目が似ていても、数ミリ違うだけで水が漏れてしまうため、購入前に必ずサイズを測りましょう。
測るべき箇所と測り方のポイント
最も重要なのは、ゴム栓本体ではなく「浴槽の排水口の内径」を測ることです。
長年使用したゴム栓は劣化によって変形している可能性があり、それを基準にすると間違ったサイズを選んでしまう恐れがあります。
測る際には、定規ではなく、フィットしやすいメジャー(スケール)を使うのがおすすめです。
ポイント:測るのはゴム栓ではなく、排水口の内側の直径(上径)です。
以下に一般的なサイズの目安を記載します。
| 排水口の直径(実測値) | 適合するゴム栓の呼び径(商品表記) |
|---|---|
| 27mm~30mm | 30mm |
| 33mm~35mm | 35mm |
| 38mm~40mm | 40mm |
| 43mm~45mm | 45mm |
| 48mm~50mm | 50mm |
この表はあくまで一例です。商品パッケージに「排水口〇〇mm~〇〇mm用」といった記載があるので、計測したサイズに合ったものを選んでください。
知っておきたいお風呂のゴム栓の寿命
お風呂のゴム栓は消耗品であり、永久に使えるわけではありません。
一般的に、ゴム栓の寿命はおよそ5年~10年が目安とされています。
ただし、お風呂の使用頻度やお手入れの方法、使用している入浴剤の種類などによって劣化の進み具合は大きく変わります。
以下のようなサインが見られたら、寿命が近いと考え、交換を検討しましょう。
ゴム栓交換のサイン
- 栓をしても、浴槽のお湯が少しずつ減っていく
- ゴム栓を触ると、指が黒く汚れる(ゴムが溶け出している証拠)
- 表面にひび割れや裂け目が見られる
- ゴムがカチカチに硬化して、弾力性がなくなっている
- 繋がっている鎖(チェーン)が錆びたり、切れてしまったりした
これらの症状を放置すると、お湯が溜まらず追い焚きの回数が増えたり、切れた鎖が排水口に詰まったりする原因にもなります。
早めの交換が快適なバスタイムを保つ秘訣です。
風呂の栓を交換するにはいくらかかりますか?
ゴム栓の交換にかかる費用は、栓本体の価格がほとんどです。自分で交換する場合、部品代のみで済みます。
部品の価格は、種類や購入場所によって異なりますが、おおよその相場は以下の通りです。
| 部品の種類 | 料金相場 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| ゴム栓(鎖なし) | 300円~800円 | 最もシンプルなタイプ。100均でも見られる。 |
| ゴム栓(鎖付き) | 800円~1,800円 | 一般的によく使われるタイプ。鎖の長さも様々。 |
| 万能タイプ | 1,000円~2,000円 | 複数のサイズに対応できるアタッチメント付きのもの。 |
「水栓」の交換費用との混同に注意
「風呂の栓の交換」と検索した際に、蛇口全体を指す「水栓(すいせん)」の交換費用が出てくることがありますが、これは全くの別物です。
水栓の交換は専門業者に依頼する必要があり、費用も20,000円~60,000円ほどかかります。
この記事で解説している「ゴム栓」は、数百円から購入でき、工具もほとんど不要で自分で簡単に交換可能です。
買ったお風呂の栓が合わない時の対処法
慎重にサイズを測ったつもりでも、「実際に使ってみたら微妙にサイズが合わなかった…」というケースは少なくありません。
すぐに買いに行けない場合、いくつかの対処法があります。
少し小さい場合
栓が排水口に対して少し小さい場合は、栓の周りに防水用のゴムテープやシールテープを数回巻き付けることで、厚みを増してフィット感を高める応急処置が可能です。
ただし、あくまで一時的な方法と考えましょう。
形状が合わない・隙間ができる場合
排水口の形状が特殊でうまくフィットしない場合は、排水口の上からかぶせて密着させる「吸盤タイプ」の栓に切り替えるのも一つの手です。
これなら排水口のサイズを問わずに使用できることがあります。
最終手段はメーカー純正品の取り寄せ
最も確実な方法は、お風呂のメーカー(TOTO、LIXILなど)の公式な純正部品を取り寄せることです。
浴槽の側面や取扱説明書に記載されている「型番」を元に、メーカーの公式サイトや部品販売サイトで検索すれば、間違いのない製品を見つけることができます。
価格は少し高めになりますが、フィット感は抜群です。
緊急時!お風呂の栓の代わりになるものは何ですか?
「ゴム栓をなくしてしまった」「突然壊れてしまった」など、今すぐにお湯を溜めたいのに栓がない、という緊急事態も考えられます。
そんな時は、家にあるもので応急処置が可能です。
身近なものでできる代用方法
- ビニール袋を使う方法
スーパーのレジ袋などのビニール袋を排水口の上に広げ、その上からゆっくりお湯を溜めます。水の重みでビニール袋が排水口に密着し、栓の代わりになります。 - ラップと重しを使う方法
排水口をサランラップで覆い、その上に水を入れたコップやペットボトルなどを置いて重しにします。これも簡易的な栓として機能します。
代用品を使う際の注意点
これらの方法は、あくまで一時的な応急処置です。特にビニール袋やラップは、お湯を抜く際に誤って排水口に吸い込まれてしまうと、深刻な詰まりの原因になります。
作業は慎重に行い、できるだけ早く正規のゴム栓を準備するようにしてください。
結論:お風呂の栓はどこで売ってるか総まとめ
この記事では、お風呂の栓が購入できる場所から、選び方、トラブルの対処法まで詳しく解説しました。最後に、記事の要点をまとめます。
- お風呂の栓は一般的に「ゴム栓」と呼ばれる
- 最も品揃えが豊富で確実な購入場所はホームセンター
- コーナンやカインズの水道用品売り場に多く置かれている
- 100均(ダイソーやセリア)でも購入できるがサイズの種類は少ない
- ニトリやドン・キホーテは店舗により取り扱いが異なる
- 購入前にはゴム栓本体ではなく排水口の内径を測ることが重要
- 古いゴム栓は変形している可能性があるため計測基準にしない
- ゴム栓の寿命は約5年から10年が目安
- お湯が減る、触ると黒くなる、ひび割れは交換のサイン
- 部品代は数百円から2,000円程度で自分で交換可能
- 蛇口を指す「水栓」の交換とは費用が全く異なる
- サイズが合わない時はゴムテープでの調整や吸盤タイプを検討
- 最も確実なのはメーカー純正品を取り寄せること
- 緊急時はビニール袋やラップで代用できる
- 代用品を排水口に流さないよう細心の注意が必要
