製図やイラスト、ペーパークラフトなどで使われるケント紙。いざ必要になったとき、ケント紙の売ってる場所がわからずお困りではありませんか?
この記事では、ダイソーのような100円ショップやホームセンター、コンビニ、ロフトといった身近な販売店での取り扱い状況を徹底調査しました。
さらに、A1、A2、A3、B3といったサイズ別に、どこで手に入れやすいのかについても詳しく解説します。あなたの探しているケント紙が見つかるよう、情報をまとめました。
- ケント紙の基本的な特徴とデメリット
- ダイソーやコンビニなど身近な店の取り扱い状況
- ロフトやホームセンターの在庫傾向
- A1、A2、A3、B3などサイズ別の主な販売店
ケント紙 売ってる場所と特徴を解説
- ケント紙とはどんな紙ですか?特徴を解説
- ケント紙のデメリットは?中身の透けやすさ
- 100均でコピー用紙は売ってますか?
- ケント紙はダイソーに売ってる?
- ケント紙はコンビニに売ってる?
- ケント紙はロフトで買える?
ケント紙とはどんな紙ですか?特徴を解説
ケント紙は、イギリスのケント地方で製造されたことに由来する、化学パルプ100%を原料とする画用紙の一種です。
一般的な画用紙と比べると、表面が非常になめらか(平滑性が高い)で、すべすべしているのが大きな特徴です。また、適度な厚みと弾力性を持ち、紙質もやや硬めに作られています。
ケント紙の主な特徴
- 表面が滑らか:ペンや鉛筆が引っかからず、スムーズな描画が可能です。
- 毛羽立ちにくい:消しゴムを何度かけても紙の表面が傷みにくい高い耐久性があります。
- にじみにくい:インクや水彩絵の具を使用しても、線がにじみにくく、くっきりとした表現に適しています。
- 白色度が高い:青みがかった美しい白色のものが多く、インクや絵の具の色が鮮やかに映えます。
これらの特性から、ケント紙は以下のような幅広い用途で使用されています。
- 製図(建築デザイン、機械設計など)
- イラスト、細密画、デッサン
- マンガ原稿用紙
- ペーパークラフト
- 名刺や賞状、招待状などの印刷用紙
特に、鉛筆の粉やインクがにじみづらいため、細かい線やきりっとした線を描く作業に最適な紙と言えます。
ケント紙のデメリットは?中身の透けやすさ
ケント紙は、その美しい白色度とインクの映えの良さから、高級感のある印刷物や封筒などにも人気の素材です。
しかし、その反面で「中身が透けやすい」というデメリットも指摘されています。特に企業が使用する封筒として採用した場合、紙の厚み(連量)によっては、中に入れた書類の文字やデザインが透けて見えてしまう可能性があります。
デメリット:透けやすさ
ケント紙は白色度が高い反面、光を通しやすいため、薄手のものほど透けが目立ちます。重要な書類を入れる封筒や、裏写りを避けたい印刷物に使用する場合は、十分な厚みのあるケント紙を選ぶか、サンプルで透け具合を事前に確認することをおすすめします。
もっとも、このデメリットは「透けやすい」という点に限定されます。描画用や印刷用紙としての基本的な性能は非常に高く、多くの筆記具や画材との相性が良い優秀な紙であることに変わりはありません。
100均でコピー用紙は売ってますか?
ケント紙とは異なりますが、多くの方が文房具として探されるコピー用紙についても触れておきます。ダイソーなどの100円ショップでも、A4サイズのコピー用紙は販売されています。
100均のコピー用紙
主に50枚から100枚程度の少量パックで販売されていることが多いです。ケント紙を探すついでに、ちょっとした印刷やメモ用にコピー用紙が必要な場合、100円ショップで一緒に探してみるのも良いでしょう。
ケント紙はダイソーに売ってる?
結論から言うと、ケント紙はダイソーで販売されています。
ダイソーでは、画材売り場や文房具コーナーなどで、A4サイズやはがきサイズのケント紙を取り扱っていることが多いです。
店舗や時期によってラインナップは異なりますが、以下のような種類が目撃されています。
- ケント紙 A4 (8枚入り、10枚入りなど)
- ケント紙 A4 中厚口 (10枚入り)
- ケント紙 A4 厚口 (8枚入り)
- ケント紙 A4 特厚口 (6枚入り)
- ケント紙 はがきサイズ (20枚入り前後)
110円(税込)で手軽に購入できるため、「ケント紙の描き心地を試してみたい」「少しだけ使いたい」という方には最適です。ただし、専門店のものと比べると紙質や厚みのバリエーションは限られるため、本格的な作品制作には画材店などで選ぶ方が良い場合もあります。
ケント紙はコンビニに売ってる?
急にケント紙が必要になった場合、一番身近なコンビニエンスストアで買えれば非常に便利です。
しかし、結論から申し上げますと、残念ながらセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンといった主要なコンビニエンスストアでは、ケント紙は販売されていません。
その理由は、コンビニの商品ラインナップの考え方にあります。コンビニの店舗スペースは限られており、取り扱う商品は、食品や飲料、日用雑貨など、多くの人が日常的に購入する回転率の高い商品が中心です。
もちろん、文房具コーナー自体は存在します。例えば、ノート、ボールペン、シャープペンシル、消しゴム、のり、そしてマルチコピー機で使用するためのA4コピー用紙(少量パック)などは、多くのお店で扱われています。これらは、急な需要や緊急性の高い使われ方に対応するための品揃えです。
一方で、ケント紙は画材や製図用品といった専門的なカテゴリーに分類されます。前述の通り、一般的な画用紙とも異なる特性を持つため、購入する層や使用する目的が限定的です。そのため、コンビニの限られた棚スペースに常備しておく商品としては、優先順位が非常に低くなってしまいます。
コピー機への持ち込みもできません
ケント紙は一般的なコピー用紙と比べて厚みや硬さが異なります。もしケント紙を入手した後、コンビニのマルチコピー機で印刷しようと考えても、紙詰まりや故障の原因となるため、持ち込みでの使用はできません。この点は十分にご注意ください。
このように、ケント紙を求めてコンビニを探しても、見つかる可能性は極めて低いと言えます。もし急ぎで必要な場合でも、コンビニは選択肢から外し、最初から100円ショップや、この後ご紹介するロフトやホームセンターといった他の販売店を探す方が確実です。
ケント紙はロフトで買える?
ケント紙はロフト(Loft)で購入できます。
ロフトや東急ハンズといった大型バラエティショップの文房具・画材コーナーでは、ケント紙を取り扱っている可能性が非常に高いです。
これらの店舗では、ダイソーなどの100円ショップと比べて、サイズ(A4、B4、A3など)や厚み、さらには有名メーカー(コクヨなど)のケント紙といった、より豊富な種類の中から選べるメリットがあります。
身近な販売店の取り扱い状況を表にまとめました。ケント紙を探す際の参考にしてください。
| 販売店 | 取り扱い状況 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| ダイソー (100均) | あり | A4、はがきサイズ。少量・安価で試しやすい。 |
| セリア (100均) | あり | A4 (4枚組など)。ダイソー同様、少量パック。 |
| コンビニ | なし | セブン、ファミマ、ローソン等での取り扱い情報なし。 |
| ロフト・ハンズ | あり | サイズ、厚み、メーカー品など種類が豊富。 |
| ホームセンター | あり | カインズ、コーナン等。文具・画材コーナーにあり。 |
| 家電量販店 | あり (大型店) | ヨドバシ、ビックカメラ等の文具コーナー。 |
| 画材・文具専門店 | あり | 世界堂、伊東屋など。最も種類が豊富。 |
サイズ別ケント紙 売ってる場所の調査
- A2ケント紙の売ってる場所とホームセンターの状況
- ケント紙A3の売ってる場所はどこ?
- A1ケント紙の販売店は?
- B3ケント紙の売ってる場所はどこ?
- ケント紙 売ってる場所のまとめ
A2ケント紙の売ってる場所とホームセンターの在庫状況
A2サイズ(420 × 594 mm)は、A4の4倍の大きさとなり、ポスターや大きめの製図などに使われるサイズです。
ホームセンター(カインズ、コーナンなど)の文房具・画材コーナーでもケント紙は販売されていますが、A2サイズのような大判サイズまで常備しているかは店舗の規模によります。比較的小型の店舗ではA4やA3までの取り扱いが中心かもしれません。
A2サイズの主な販売場所
A2サイズのケント紙を探す場合、以下の場所が確実性が高いです。
- 画材専門店 (世界堂、ユザワヤなど)
- 大型文房具専門店 (伊東屋、丸善など)
- オンラインストア (Amazon、楽天市場、専門通販)
- 大型ホームセンター (画材コーナーが充実している店舗)
特に専門の画材店やオンラインストアでは、厚みやブランド(オリオンバロンケント、北雪など)を選んで購入することが可能です。
ケント紙A3の売ってる場所はどこ?
A3サイズ(297 × 420 mm)は、A4の2倍の大きさで、こちらも製図やデザインカンプ、大きめのイラストなどでよく使われます。
A3サイズのケント紙は、A2やA1サイズに比べると、より多くの場所で取り扱いがあります。
主な販売場所は以下の通りです。
- 画材店・文房具専門店
- ロフト、東急ハンズ
- ホームセンター (カインズ、コーナンなど)
- 家電量販店 (ヨドバシ、ビックカメラなどの大型店)
- 大型書店 (丸善など、文具コーナーが充実している店舗)
- 100円ショップ (ダイソー、セリアなどで稀にA3サイズが扱われることも)
- オンラインストア
100円ショップでもA3サイズの取り扱いがあるという情報もありますが、店舗によって在庫状況が大きく異なるため、A4サイズに比べると見つけるのは難しいかもしれません。確実なのは、ロフトやホームセンター、専門店、オンラインストアです。
A1ケント紙の販売店は?
A1サイズ(594 × 841 mm)は、A2のさらに倍、非常に大きなサイズです。主に建築設計のプレゼンボードや、大型のポスター制作などに用いられます。
このような特大サイズになると、取り扱っている販売店はかなり限定されます。
A1サイズは専門店か通販で
A1サイズのケント紙は、ダイソーやコンビニ、一般的なホームセンター、ロフトなどでの店頭在庫はまず期待できません。
主な販売店は以下の場所に限られます。
- 専門の画材店 (世界堂など)
- 大型文房具専門店
- オンラインストア (Amazon、楽天市場、業務ペーパーなど)
特にオンラインストアでは、1枚単位ではなく、50枚、100枚といったロットで販売されていることも多いです。確実に手に入れたい場合は、これら専門店での購入をおすすめします。
B3ケント紙の売ってる場所はどこ?
B3サイズ(364 × 515 mm)は、A3より一回り大きく、A2よりは小さいサイズです。こちらも製図やイラスト、ポスターなどに使われます。
B3サイズのケント紙の探し方は、基本的にA3サイズやA2サイズと同様です。一般的な100円ショップやコンビニでの入手は困難です。
B規格の紙は、A規格に比べて取り扱いの種類が少ない傾向があります。探す際は、A規格の紙を扱っている場所を優先的にチェックすると良いでしょう。
主な販売場所は以下の通りです。
- 画材専門店 (世界堂、ユザワヤなど)
- 大型文房具専門店 (伊東屋、丸善など)
- ロフト、東急ハンズ (大型店舗)
- オンラインストア
A3サイズはあってもB3サイズは置いていないという店舗もあり得るため、訪問前に電話などで在庫を確認するか、品揃えの豊富なオンラインストアを利用するのが確実です。
ケント紙 売ってる場所のまとめ
この記事でご紹介した「ケント紙の売ってる場所」や特徴に関する情報を、最後に要点としてまとめます。
- ケント紙はイギリスのケント地方が由来の画用紙
- 表面が非常に滑らかで平滑性が高い
- 化学パルプ100%を原料とすることが多い
- 弾力と厚みがあり、消しゴムを使っても毛羽立ちにくい
- インクや絵の具がにじみにくいのが特徴
- 製図、イラスト、マンガ原稿、印刷用紙などに使われる
- デメリットとして中身が透けやすい点が挙げられる
- ダイソーやセリアなどの100均でもA4やはがきサイズが売ってる
- 100均では6枚~10枚程度の少量パックで手に入る
- コンビニ(セブン、ファミマ等)では基本的に売っていない
- ロフトや東急ハンズではサイズや種類も豊富に揃っている
- ホームセンター(カインズ、コーナン等)でも購入可能
- A3サイズはロフト、ホムセン、家電量販店などでも見つかる
- A2やA1、B3などの大判サイズは画材専門店やオンラインストアが確実
- コピー用紙もダイソーなどで50~100枚パックで販売されている
