卓上のIHクッキングヒーターを買ったはいいけど、キッチンの作業台にそのまま置くと高さが低くて使いにくいな…と感じること、ありますよね。「IHクッキングヒーターの台を100均で探しているけど、売ってるのかな?」と疑問に思っている方も多いかなと思います。
私も、もう少し高さが欲しい時や、ヒーターの下のデッドスペースを有効活用したいなと思った時、まず100均をチェックしました。ダイソーやセリア、キャンドゥで専用の台が見つからなくても、すのこやワイヤーネットを使ったDIYの方法を探したり、何か代用できるアイテムはないか調べたりしますよね。
この記事では、100均アイテムを使ったIHクッキングヒーター台の作り方のアイデアから、ニトリやアイリスオーヤマといったお店で買えるおしゃれな専用スタンドまで、どこで買えるのか、どんな選択肢があるのかを詳しく調べてみました。
- 100均で「専用スタンド」が買えるかの結論
- 100均アイテムを使ったDIYアイデア(すのこ・ワイヤーネット)
- DIYで絶対に守るべき安全上の注意点
- ニトリやアイリスオーヤマなど市販の人気スタンド
IHクッキングヒーターの台、100均にある?
まず一番知りたい結論から。100均で「IHクッキングヒーター専用の台」は売っているんでしょうか? もし売ってないとしても、DIYや代用できる便利なアイテムがあるか気になりますよね。こでは100均でできることを深掘りしていきますね。
100均のすのこでDIYする方法
100均DIYの定番アイテムといえば「すのこ」ですね! 私もDIYでよく使います。木製なので温かみがありますし、加工しやすいのが魅力です。
作り方は比較的シンプルかなと思います。
- IHヒーターが乗るサイズのすのこを1枚(天板用)用意します。
- 脚になる角材や板の端材を4つ(同じ高さに揃えるのが重要!)、100均で探します。
- すのこの裏面の四隅に、強力両面テープやグルーガン、またはネジで脚をしっかり固定します。
たったこれだけで、簡易的なプラットフォームが完成しますね。すのこは元々隙間が空いているので、通気性もある程度確保しやすいのが良い点かなと思います。お好みでリメイクシートを貼れば、キッチンに合わせたデザインにもできますよ。
DIYの注意点(すのこ編)
木材は熱に強いわけではありません。IHヒーター自体は熱くならなくても、鍋からの輻射熱(ふくしゃねつ)はかなりのもの。また、グルーガン(ホットボンド)は熱で溶ける可能性があるので、構造を支える部分への使用は避けた方が安全かもしれません。耐荷重もしっかり確認が必要です。
ワイヤーネットを使った作り方のコツ
もう一つの定番が「ワイヤーネット」です。ダイソーなどでもサイズ豊富に揃っていますね。これは通気性の確保という点では最強だと思います。
作り方のイメージはこんな感じです。
- IHヒーターのサイズに合わせて、天面・側面・背面になるワイヤーネットを用意します。
- 結束バンドや専用のジョイントパーツを使って、箱型(コの字型+天面)に組み立てていきます。
- この時、結束バンドは緩みがないように、ギチギチに締めるのがコツですね。
- 脚になる部分には、滑り止めシートを貼ると安定感が増しますよ。
ワイヤーネットは軽量で圧迫感がなく、下のスペースに収納した物も見えるのがメリットかなと思います。
DIYの注意点(ワイヤーネット編)
100均のワイヤーネットの多くは、スチールにポリエチレンコーティングがされています。このコーティングは熱に弱く、高温の鍋が近いと溶ける恐れがあります。また、結束バンドも熱で劣化する可能性を否定できません。そして何より、耐荷重です。重い鍋を乗せた時に歪まないか、事前にしっかりテストする必要がありますね。
代わりに使える100均アイテム紹介
「DIYはちょっと苦手…」という方でも、100均アイテムで代用できるものがないか探してみました。
1. 100均の「ラック」や「スタンド」
キッチンコーナーや収納コーナーにある、小型のラック(コの字ラックなど)が使えないか、まずチェックしたいですね。ただし、これはIHヒーターを乗せることを想定して作られていません。
重要なのは「耐荷重」と「サイズ」です。IHヒーター本体(約3〜5kg)+調理器具(重い鍋だと5kg以上)の合計重量を余裕で支えられるか、必ず確認が必要です。耐荷重が明記されていないものは、避けた方が賢明だと私は思います。
2. コルクボードや丈夫な板
これらを天板にして、下にレンガや丈夫なブロックを置くという方法も見かけますが、これは安定性に欠ける可能性が高いです。調理中にぐらつくと本当に危険なので、個人的にはあまりおすすめできないかな…と思います。
結論として…
100均アイテムで「ポン置き」で代用できるものは、安全基準(耐荷重・耐熱・安定性)を満たすのが非常に難しいのが現状かな、というのが私の印象です。やはりDIYの素材として捉えるのが良さそうですね。
DIYで注意すべき安全な高さと通気
100均アイテムでDIYに挑戦するなら、コストやデザイン以上に「安全性」を最優先しなきゃいけません。これは本当に大事なポイントです。
特に注意したいのは、以下の2点ですね。
1. 通気口(吸気口・排気口)は絶対に塞がない
IHクッキングヒーターには、内部を冷やすための通気口が必ずあります(側面、背面、底面など)。DIYした台がこの通気口を少しでも塞いでしまうと、熱がこもって故障や火災の原因になることも…。
作業前に必ず取扱説明書を読んで、通気口の位置を確認し、壁や台のフレームから指定された距離を必ず空ける設計にしてください。
2. 安定性と耐荷重
自作した台がぐらついたり、水平でなかったりすると、調理中に熱い鍋が滑り落ちる重大な事故につながりかねません。
完成したら、IHヒーターを乗せる前に、まず手で強く押したり揺らしたりして、十分な強度があるか徹底的に確認しましょう。重いものを乗せてテストするのも大事ですね。
DIYはすべて自己責任が伴います。少しでも不安がある場合は、無理をせず、次で紹介する市販の専用スタンドを検討するのが賢明だと私は思います。安全に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。
100均の保護シートで天板を守る
「台」そのものではありませんが、IHクッキングヒーター周りで活躍する100均アイテムとして、「IHトッププレート用保護マット」は外せませんね。
これはダイソーなどで200円商品として売られていることが多い、シリコーン製のマットです。これを敷いておくと、
- 鍋底が滑るのを防いでくれる
- ガラストップの焦げ付きや傷つきを防げる
- 軽い吹きこぼれならマットを洗うだけで済む
といったメリットがあります。高価なIHヒーターをキレイに長く使うための「投資」として、これは「買い」かなと思います!
保護マットの使用上の注意
これも注意が必要で、製品パッケージをよく読んでくださいね。「揚げ物モードでは使えない(または温度制限がある)」「最大火力では使えない」「温度センサー非搭載モデルでは使えない」といった制限がある場合が多いです。安全機能に関わることなので、ルールは必ず守って使いましょう。
IHクッキングヒーターの台、100均以外の選択肢
DIYも魅力的だけど、やっぱり安全性が一番心配…という方や、組み立てる時間がない、見た目にもこだわりたいという方も多いですよね。私も結局、安全性を考えて市販品を選びました。ここでは100均以外の有力な選択肢を見ていきましょう。
ニトリの専用スタンドの特徴
まずチェックしたいのが、おなじみのニトリですね。
ニトリのスタンドの最大の特徴は、ニトリが販売している2口IHクッキングヒーター専用に設計されている点です(もちろんサイズが合えば他社製でも使えますが)。
専用設計なので、サイズがピッタリ合う安心感と、デザインの統一感が得られるのが強みですね。価格も約2,000円前後と非常に手頃なのが嬉しいポイントです。スタンド下のスペースにはフライパンなども収納できますよ。
もしIHヒーター本体もニトリで揃える(または揃えている)なら、これ以上ない選択肢かなと思います。
アイリスオーヤマの人気モデル比較
卓上IHヒーターといえば、アイリスオーヤマを思い浮かべる人も多いんじゃないでしょうか。もちろん、専用スタンドも充実しています。
代表的なモデル「SSIH-54」あたりは、約2,400円~2,800円程度で、多くの家電量販店やネット通販で買える定番品ですね。
このスタンドに乗せると、高さが約18cmになるそうで、一般的なガスコンロとほぼ同じ高さで調理できるようになるのが最大のメリットです。口コミを見ても「頑丈で安定している」「組み立ても簡単」といった声が多く、コストと品質のバランスが非常に高い印象です。
「とにかく安全で、使いやすい高さにしたい」という実用派の方には、まずおすすめしたいモデルですね。
おしゃれで収納力のあるIH台
「どうせ置くなら、キッチンのインテリアに合うおしゃれなものが良い」「台の下も本格的な収納スペースとして使いたい」という方には、プレミアムな選択肢もあります。
その代表格が、山崎実業の「tower(タワー)」シリーズですね。
towerのラックは、約8,000円前後と価格は上がりますが、材質が違います。一般的なスタンドがパーティクルボード(木材チップを固めたもの)なのに対し、towerは頑丈なスチール製です。耐荷重も約20kgと非常に高く、熱にも強い(約200℃)のが特徴です。
何よりデザインがミニマルで本当におしゃれ! IHヒーターの奥に調味料を置ける棚が付いているモデルもあって、機能性も抜群です。「台」というより「キッチンの家具」として、長く愛用したい人に向いていますね。
隙間ガードで汚れを防ぐアイデア
これは「台」ではありませんが、IHヒーターを設置した時にぜひ一緒に使いたいアイテムです。実はこれ、100均(ダイソーなど)でも売ってるんですよ!
据え置き型のIHヒーターと調理台の間には、どうしても数ミリの隙間ができてしまいますよね。ここに食材カスや汁が入り込むと、掃除が本当に大変で…。
「IHすきまガード」は、その隙間を物理的に埋めるための透明な樹脂製テープやカバーです。これを貼っておくだけで、汚れの侵入をシャットアウトできます。汚れたらサッと拭くか、新しいものに交換するだけ。キッチンの清潔感を保つために、これは絶対おすすめしたいアイテムです!
IHクッキングヒーターの台、100均以外の最適解
ここまで、100均DIYから市販の専用スタンドまで、いろいろな選択肢を見てきました。
結局、IHクッキングヒーターの台を100均で探すのは「素材探し」としてはアリだけど、「完成品」を求めるのは難しい、というのが私の結論です。
あなたの優先順位によって、最適解は変わってくるかなと思います。
タイプ別のおすすめ
- コスト最優先&DIY好き → 100均DIY(ただし安全性は自己責任で徹底的に確認)
- 安全・手軽さ・コスパ重視 → ニトリやアイリスオーヤマの専用スタンド(約2,000円~4,000円)
- デザイン・耐久性・収納力重視 → 山崎実業towerなどのスチール製ラック(約6,000円~)
DIYは魅力ですが、IHクッキングヒーターは電化製品であり、重く高温の鍋を扱う場所です。私は数千円の投資で「安全」と「快適な高さ」が手に入るなら、アイリスオーヤマやニトリの専用スタンドが最もバランスの取れた選択肢かな、と思います。
ぜひ、あなたのキッチンにピッタリの解決策を見つけてくださいね。
