住まいのちょっとした隙間やひび割れ、気になり始めるとどうしても直したくなりますよね。お風呂場やキッチンのタイル目地が割れて水が染み込んでいそうだったり、窓枠にわずかな隙間があって風がヒューヒュー入ってきたり……。
そんな時、わざわざホームセンターに行って大きなプロ用の資材を買うのは少しハードルが高いかなと思います。実は、身近な100円ショップの「ダイソー」でも、めちゃくちゃ優秀なコーキング剤(シーリング剤)や補修用パテが手に入るのをご存じでしょうか?
「でも、ダイソーの広い店内のどこに置いてあるの?」「本当に100均のクオリティで雨漏りや水回りの補修ができるの?」と疑問に思う方も多いはず。
そこで今回は、ダイソーのコーキング剤の具体的な売り場エリアから、製品の種類、乾くまでの時間、そして失敗しないプロ級の使い方のコツまで、私自身の経験も踏まえながら徹底的に解説していこうと思います!
ダイソーのコーキング剤売り場はどこにある?
ダイソーの店舗って、小さめの店舗からビル一棟丸ごとの超大型店まで様々ですよね。店舗のレイアウトや規模によって陳列されている場所はちょっとずつ前後するのですが、一般的にコーキング剤や隙間埋め用のパテ、補修資材が置いてある場所には法則があります。まずは、迷わず売り場にたどり着くための3つの主要コーナーをチェックしてみましょう!
1. 工具・DIY・補修用品コーナー
一番最初に向かってほしいのが、ペンキやハケ、軍手、金槌などが並んでいる「工具・DIY・補修用品」のコーナーです。シリコーン補修剤や防水テープといった、液体〜半固体の化学補修材はここにフックで吊り下げられていることが非常に多いですね。近くにスプレー塗料や木製ラックなどが並んでいるエリアがあれば、その棚の端っこあたりをじっくり見てみてください。
2. 接着剤・補修材コーナー
続いて、文房具売り場の近くや、クラフト用のパーツ売り場に隣接している「接着剤」コーナーです。ここには瞬間接着剤や多用途ボンド、2液性のエポキシ樹脂などが並んでいますが、その並びに使い切りサイズの小さなチューブ式シリコーン補修剤がひょっこり置かれていることがあります。「DIYコーナーで見当たらないな……」と思ったら、文具・接着剤の棚に紛れていないか探してみるのがおすすめですよ。
3. 配管・エアコン資材・水回りコーナー
水道の蛇口用パッキンや、エアコンの配管パーツ、水回りの補修アイテムが置かれている専用のエリアです。特に配管用の「すきまパテ」などは、電気配線や水道用のシールテープなどと一緒にこのコーナーに分類されることが多いです。
水道・ガス・電気系のメンテナンス資材が集まっている棚も、かなり高確率でパテ類を発見できるスポットになります。
店舗によって分類が曖昧なこともありますが、この3つのコーナーを頭に置いておけば、お近くの店舗でうろうろする時間をかなり減らせるはず。また、店舗での探索効率を高めるために、製品カテゴリと売り場、周りにある目印を一覧表にまとめておきました!
| 探しているアイテム | 主な店頭売り場 | すぐ近くにある目印・周辺アイテム |
|---|---|---|
| チューブ型シリコーン補修材 | 工具・DIYコーナー / 接着剤コーナー | ペンキ、ハケ、防水テープ、瞬間接着剤、両面テープ |
| 不乾性すきまパテ | 工具コーナー / 配管・エアコン資材コーナー | エアコン配管カバー、防臭ゴム、ビニールテープ、結束バンド |
| 隙間・防水テープ類 | DIY・補修用品コーナー | 防虫・網戸補修シート、ドア用すきま風防止テープ、養生テープ |
「それでも見つからない!」という場合は、ダイソー公式のスマートフォン用「在庫検索アプリ」を使うのがすごく便利です。在庫の有無だけでなく、店舗内の具体的な「棚番号」まで表示してくれるので、店員さんに聞くのが少し苦手な方でも一発で売り場にたどり着けますよ。
百均のコーキング剤で手軽に補修できる箇所
100円ショップで買えるお手軽な補修材ですが、そのポテンシャルは意外と侮れません。もちろん、家一軒を丸ごとコーキングし直すような大工事には容量が足りませんが、「ここだけちょっと直したい!」というピンポイントな施工には、プロ用の大きな製品よりもずっと扱いやすくて便利なんですね。具体的には以下のような場所の補修に大活躍してくれます!
お風呂やキッチンなど、水濡れが気になる水回り
ダイソーの「シリコーン補修剤(お風呂・キッチン用)」は、タイルの目地割れや、洗面台と壁の隙間を埋めるのに最適です。約20gという絶妙な使い切りサイズなので、「洗面台のここだけ水が垂れるから塞ぎたい!」といった部分補修に無駄がなく、きれいに使い切ることができます。
窓枠・サッシの隙間風や雨漏り対策
「窓用シリコーン補修材」を使えば、古くなったサッシ枠の隙間を手軽に塞ぐことができます。台風の時にだけじわっと水が染みてくるような、窓枠の簡易的な雨漏り補修にも活躍しますね。しっかり隙間を埋めることで、冷暖房の効率アップにも一役買ってくれます。
配管ホースの貫通部の穴埋め
エアコンの配管が外に通っている壁の穴や、キッチン・洗面台の下から伸びる排水管と床の「隙間」には、粘土状の不乾性「すきまパテ」が最強です。
ここをぴったり塞いでおかないと、下水の嫌な臭いが上がってきたり、夜中にゴキブリなどの害虫が侵入してきたりする原因になってしまいます。物理的に密閉してシャットアウトしましょう!
IHやビルトインコンロのフチ汚れ防止
コーキング剤ではないのですが、同じシリコーン素材のアイテムとして大人気なのが「IH隙間ガード」です。液体を塗るのではなく、細いシリコン製の紐をコンロのフチにグイグイと挟み込んでいく商品。
食材のカスや吹きこぼれたスープが隙間に入り込むのを完璧に防いでくれて、汚れたら引っ張って捨てるだけなので、コンロ周りのお掃除が圧倒的に楽になりますよ。
工作や自動車・バイクのライト周り
趣味の領域でも大活躍します!例えば、車のヘッドライトやテールランプを社外品に交換した際、どうしても雨水が入って曇ってしまうことがあります。そんなとき、この「窓用シリコーン補修材」をあらかじめ継ぎ目に薄く塗っておく(ブチル代わりの防水処理)だけで、浸水をガッチリ防いでくれます。
他にもLEDテープの配線をカットした端のハンダ部分を覆って防水ブッシングにするなど、アイデア次第でいくらでも用途が広がります。
ダイソーのコーキング剤をjanコードで探す
お目当てのコーキング剤を確実に手に入れたい時や、事前に在庫を確認したい時は、13桁の「JANコード」を使うのが一番確実な方法です。
JANコードが分かっていれば、店舗のスタッフさんに確認してもらう時もスムーズですし、ダイソーの公式通販サイトや在庫アプリで検索する際にも一発で目当ての商品がヒットします。
ただし、ここでネット検索ならではの「落とし穴」があるので注意してくださいね。
もしあなたがネットのダイソー通販や検索アプリで「ダイソー オンライン シーリング」や「ダイソー オンライン コーキング」と入力してしまうと、検索結果にちょっと不思議な現象が起きます。
実は、建築補修用のコーキング剤ではなく、手紙に封をするおしゃれな「シーリングスタンプ」や「シーリングワックス」、それを剥がすための「シリコーンマット」が画面いっぱいに並んでしまうんです!
これはクラフトや手芸用のアイテムなので、お風呂や窓の隙間に塗っても防水性は全くありません。検索ワードによる「意図の乖離」が起きやすいので、検索する際は必ず以下のような具体的な製品名、あるいはJANコードを直接入力するようにしましょう。
代表的な商品の検索ワードと仕様の目安をまとめました:
- シリコーン補修剤(お風呂・キッチン用、防カビ剤入り、ホワイト):お風呂や洗面所のタイル目地、シンクまわりの防水目地用。
- 窓用シリコーン補修材:窓のサッシ枠や、ホビー用途、ライト類の簡易防水処理用。
- すきまパテ(ホワイト・グレー、粘土状不乾性、60g〜100g程度):エアコン配管、シンク下の防臭・防虫用。
セリアのコーキング剤売り場との違いを比較
ダイソーと同じくらい店舗数の多い100円ショップ「セリア(Seria)」でも、同様の補修用アイテムが手に入らないか気になりますよね。もちろんセリアでもDIY系の資材は豊富に揃っているのですが、売り場の展開やターゲット層には少し面白い違いがあります。
ダイソーは「実用的な住宅のメンテナンスや本格DIY」を意識した工具売り場づくりが得意。そのため、エアコン用のすきまパテ、今回ご紹介している防水シリコーン、さらには後述する2液性の高強度エポキシ接着剤など、プロ顔負けのスペックのケミカル製品ががっちり揃っています。
一方、セリアは「お部屋の雰囲気に馴染む、おしゃれでカジュアルなDIY」がメイン。売り場も、どちらかというとクラフトコーナーやインテリア小物の近くに、木工用のボンドや壁用のカラーパテ、可愛いウォールステッカーなどと一緒に陳列されていることが多い傾向にあります。
「実用的な防水」「お風呂のしっかりした水漏れ修理」「成分(防カビ剤入りなど)の選定」を求めたい場合は、セリアよりも、工具や補修資材のラインナップがより骨太なダイソーの「工具・DIY・補修用品コーナー」を最優先で覗いてみるのが、私としては圧倒的におすすめかなと思います!
ダイソーのコーキングガンは店頭で買えるか
コーキング剤と聞くと、あの金属製のトリガーがついた「コーキングガン」をカシャカシャと動かして、長い筒状のカートリッジからビームのようにシリコンを押し出す姿を想像しませんか?
「ダイソーでコーキング剤を買うなら、あのガンも一緒に買わないといけないのかな?」と疑問を抱く方もいるでしょう。
結論から言うと、現在ダイソーで販売されている一般家庭用のコーキング剤は、すべてガンを使わない「チューブ式(マヨネーズのように手で搾り出すタイプ)」が主流です。
ですので、ガンを別途購入する必要はありません。これ1本買ってくれば、そのまま指で押して使えるのが手軽で本当に素晴らしいところです。
ただ、この手搾りチューブ式、DIYユーザーのクチコミを見ると、意外と「ここが難しい!」というデメリット(不満点)がいくつか挙げられているのも事実です。購入する前に、以下の注意点を頭に入れておくと失敗を防げますよ。
1. チューブを押し出すのにかなり握力が必要
コーキング剤って、想像以上にねっとりとしていて粘度(硬さ)が高いんです。これを手で押し出し続けるのは、特に女性や手の小さな方にとってはかなり骨が折れる作業になります。
途中で手が疲れて力加減がブレてしまうと、出てくるシリコンの量が細くなったり太くなったりして、塗布面がデコボコになってしまいがちです。
2. 出す量のコントロールが難しい
プロ用のガンならトリガーを引く力で均一にスライドさせられますが、手搾りだとどうしても力みすぎてドバッと出てしまったり、逆に少なすぎて隙間の奥まで届かなかったりします。
中身が少なすぎると、目地の中に「エアポケット(空洞)」ができてしまい、せっかく塗ったのに隙間から水が漏れてしまう原因になります。
逆に多すぎると、後からヘラでならした時にシリコンが周りに溢れてベタベタになり、後片付けが本当に大変になってしまいます……!
3. 仕上げ用のハケやヘラがついていない
ダイソーのコーキング剤には、シリコンを平らにならすための専用のヘラが付属していません。パッケージの台紙(厚紙)をちぎって「ヘラとして使ってね」と書いてあったりしますが、紙のヘラはシリコンの粘り気に負けてすぐにフニャフニャになってしまいます。
できれば別売りで、プラスチック製やシリコン製のコーキングヘラを1本買っておくのが、美しく仕上げるための最大のコツかなと思います。
コーキング剤をコーナンなどのプロ用と比較
「100均のコーキング剤と、コーナンなどのホームセンターで売っている数百円の大きなカートリッジ式のプロ用製品、結局どっちを買うのがお得なの?」と悩む方もいると思います。
そこで、ダイソーのチューブ式とホームセンターのカートリッジ式(ガンを使用するタイプ)のメリット・デメリットを分かりやすく比較してみました!
| 選定の基準 | 100均チューブ式(ダイソー) | ホームセンター用(ガン・カートリッジ式) |
|---|---|---|
| 最適な施工規模 | 施工する長さが「およそ60cm以下」のピンポイントな部分補修。 | お風呂全体の目地の打ち替えや、窓枠すべての広範囲なリフォーム。 |
| 容量とコスト効率 | 20g〜100gの極小容量(110円)。無駄なく使い切れてゴミも少ない。 | 330mlの大容量(300円〜700円程度)。多量に使うなら圧倒的に高コスパ。 |
| 作業のしやすさ・疲労度 | 手搾りのため、握力が必要。長時間の作業だと手が痛くなりやすい。 | 専用ガンにセットして使うため、軽い力でずっと均一に押し出し可能。 |
| 賃貸物件での手軽さ | 「すきまパテ」など、退去時に手でペリペリ剥がせる資材が多くて安心。 | 耐久性が高すぎて完全に接着するため、賃貸の原状回復には技術が必要。 |
この表から分かる通り、お風呂全体や洗面台をまるごと1周補修するなら、ダイソー製品を何本も買うよりも、ホームセンターで330mlの大きなカートリッジとコーキングガン(合わせて500円〜1,000円以下で揃います)を買ってしまった方が、仕上がりもきれいで結果的に安上がりになります。
逆に、「お風呂の隅っこのカビたパッキンを15cmだけ切り取って打ち替えたい!」という時なら、絶対にダイソーの110円使い切りチューブが最強ですね。無駄な余りを出して固まらせてしまう心配もありません。
実はダイソーには、お風呂の隙間用だけでなく、注射器のような形をした「2液混合型エポキシ強力接着剤」も売られています。これは、プロの建設現場でも使われるコニシ株式会社の「クイックメンダー」と全く同じ化学反応(主剤と硬化剤を混ぜることで熱を発しながら超強力に固まる)を利用したもの。ホームセンターのプロ用を買うと小さくても1,000円近くしますが、ダイソーなら110円で手に入ります。コンクリートのひび割れの穴埋めや、金属パーツのガッチリした固定、外壁クラックの応急処置などにおいて、凄まじいコスパを叩き出してくれる隠れた名品なんですよ!
ダイソーのコーキング剤売り場はどこ?徹底解説
ここからは、ダイソーのコーキング剤や各種補修パテを実際に使って、素人っぽさをなくし、プロのシーリング職人が仕上げたような「ピシッと美しい仕上がり」を手に入れるための具体的なテクニックを解説していきます。
ただ隙間にシリコンを流し込むだけだと、後からペロンと剥がれてきたり、カビがすぐ生えてしまったりして大失敗することがあります。素材ごとの特性(物性)をちゃんと理解して、DIYを大成功させましょう!
ダイソーのシリコーン補修剤ホワイトの使い方
一番人気で定番の「シリコーン補修剤(お風呂・キッチン用・防カビ剤入り・ホワイト)」を使って、浴槽や洗面台の隙間の打ち替えをする手順を分かりやすく8ステップで解説します。この通りにやれば、絶対に失敗しません!
ステップ1:古い既存のコーキングを「完全に」取り除く
これ、めちゃくちゃ大切な大前提です!「古いのが痩せて隙間が空いたから、上から重ねて塗っちゃえ」というのは絶対にNG。シリコンという素材は、古いシリコンの上には絶対に接着しない性質を持っています。
まずはカッターナイフの刃を壁面に滑らせるようにして古いコーキングの端に切れ目を入れ、指で引っ張って気持ちよくベローンと剥ぎ取ってください。
細かく残った破片は、もんじゃ焼きのヘラ(これも100均で売ってます!)や硬めのプラスチックカードなどでカリカリと完全に削ぎ落とすのが、プロ級に美しく仕上げる最大のポイントです。
ステップ2:施工部分を完璧に掃除して「乾燥」させる
隙間にホコリや石鹸カス、皮脂汚れ、そして黒カビの胞子が残っていると、新しいシリコンが密着せずにすぐ浮いてきてしまいます。アルコール除菌シートや住居用洗剤で汚れをきれいに拭き取り、水分を完全に乾かしてください。
湿気が残っているとそれだけで接着不良を起こしますので、ドライヤーで軽く温風を当てて完全に乾燥させるのがおすすめです。
ステップ3:マスキングテープで正確に養生する
隙間の両側、約2mmくらい離したラインに合わせてマスキングテープを貼っていきます。このテープが歪んでいると、仕上がりの直線もガタガタになってしまいます。
また、テープの端が浮いていると、その隙間にシリコンが潜り込んでしまい、剥がした時に汚くなってしまうので、指の腹でしっかり押し付けて密着させてくださいね。
ステップ4:下地処理(プライマーの塗布)※任意
「今回は絶対に失敗したくない!」「何年も長持ちさせたい!」という場合は、下地とシリコンの接着力を劇的に高める液体「プライマー」をあらかじめ塗っておきます。プライマーを塗布して20〜40分ほど乾燥させてからシリコンを塗ると、剥がれにくさが段違いになります。
ちなみに、プライマーを塗るための小さなハケは、ダイソーの工具コーナーにある「100均の絵の具筆」や「平ハケ」が毛質が良くてすごく塗りやすいと、プロの職人さんの間でも密かに人気だったりします。
ステップ5:コーキング剤を少し多めに充填する
チューブの先端(ノズル)を、隙間の幅よりも少し太めになるように斜め45度にカットします。隙間の「奥の壁」にノズルをしっかり押し当てるようにしながら、空気が入らないようにゆっくり、一定のスピードでシリコンを絞り出していきます。少し「盛り上がる」くらいの量を均等に置いていくのがコツです。
ステップ6:ヘラを使って、一気に平らにならす(5分以内)
ここが一番緊張する瞬間かもしれませんが、落ち着いてやれば大丈夫!ヘラを斜め45度くらいに傾けて持ち、マスキングテープと隙間の上に乗せるようにして、「一定の力とスピードで、一気にスーッとならす」のが最大のコツです。
何度も往復して修正しようとすると、シリコンが空気と反応して薄い膜を張り始め、表面が消しゴムのカスのようにボロボロになってしまいます。一発勝負の気持ちで、優しく撫でるように滑らせましょう。
ステップ7:シリコンが固まる前にマスキングテープを剥がす
「よし、あとは乾くまで待とう!」とそのまま放置しては絶対にダメです!シリコンが固まり始めてからマスキングテープを剥がすと、せっかくきれいに均したシリコンのフチがテープに引っ張られて、一緒にビローンと剥がれてしまう「テープ食い」という最悪の現象が起きてしまいます。
ならし作業が終わったら、シリコンが完全に生乾きの状態のうちに、テープを外側に向けてゆっくりと、優しく剥ぎ取ってください。
ステップ8:最低でも24時間は触らず、濡らさず乾燥させる
指で触りたくなっても、ぐっと我慢してください!表面は1時間ほどで固まりますが、中の深い部分までしっかり硬化するには最低でも24時間はかかります。
特にお風呂場での施工の場合、この間にシャワーの水をかけてしまうと一瞬で決壊して台無しになります。できれば丸1日〜2日はお風呂を使うのを避けるか、水が絶対にかからないように養生しておくのが安心かなと思います。
ダイソーの「シリコーン補修剤(お風呂・キッチン用)」は水漏れを防ぐ力がとても強いので、「メダカの飼育用プランターの排水栓を固定するのに使おう!」と考える方がたくさんいらっしゃいます。でも、ここに大きな罠があります。この製品には浴室での使用を想定して「防カビ剤(抗菌剤)」が含まれています。防カビの薬剤は水に少しずつ溶け出す性質があるため、プランターの「内側(水に直接触れる側)」にたっぷり塗ってしまうと、飼育水に防カビ成分が溶け出し、大切なメダカやエビなどのデリケートな生体が全滅(中毒死)してしまう原因になります。もし生体用の容器に使う場合は、水に直接触れない「外側の継ぎ目」だけを塞ぐように塗るか、防カビ剤が入っていない「窓用シリコーン」や「アクアリウム用」と明記された安全なシリコンを使用してくださいね。
ダイソーのコーキングで透明タイプを選ぶメリット
ダイソーのコーキング剤売り場に行くと、「ホワイト(白)」だけでなく「クリア(透明)」も売られています。「どっちを選べばいいんだろう?」と迷ったら、私はまず「透明タイプ」をおすすめしたいなと思います。実は、透明シリコンには初心者にとってメリットが山ほどあるんです!
1. どんな場所に使っても目立たない(カメレオン効果)
白のコーキング剤を使う場合、壁やクロスの色、タイルの色と「白の明るさ」が微妙に違っていると、塗った部分だけが妙に浮いて目立ってしまいます。
でも透明タイプなら、下地の地の色(例えばグレーの石目調タイルや、木目調の窓枠など)がそのまま透けて見えるので、色合わせをする必要がありません。
はみ出してしまっても目立ちにくいので、作業に自信がない初心者の方には特におすすめです。
2. 乾燥(硬化)のスピードが比較的早い
化学的なお話になりますが、白や黒のシリコンには、色をつけるための「顔料(チタンや炭素の粉)」が混ぜられています。これに対して、何も混ぜていない透明タイプは光や空気中の水分が深くまで通りやすいため、色付きの製品よりも比較的早く固まる(硬化スピードが早い)という物性的な強みを持っています。少しでも早く作業を終わらせたい時には助かりますよね。
3. 電子工作や車・バイクのDIYに最適
透明であることを活かして、中に基板が入っている電子工作の防水カバー代わりに使ったり、車のライト内の配線の根元を密閉したりするのに非常に役立ちます。中の状態を目視で確認しつつ、しっかり水をシャットアウトできるのは透明タイプだけの圧倒的なメリットですね。
ダイソーのコーキング剤黒の活用法と注意点
「黒(ブラック)」のコーキング剤も非常に人気のあるカラーです。特にお部屋のDIYで最近人気の「男前インテリア」やアイアン調の家具、黒サッシの補修など、シックな色合いの場所には欠かせませんよね。そんな黒タイプの特徴と、使う上での注意点をまとめました。
主な活用法
- 黒いアルミサッシや雨樋の補修:外観を損なわずにサッシ周りの隙間や雨樋の継ぎ目を防水できます。
- 自動車やバイクの樹脂パーツのカスタム:黒いカウルやダッシュボード周りのメーターケースの防水処理、振動防止用のパッキン代わりに。
- オーディオスピーカーのエッジ補修:スピーカーのコーン紙とフレームを繋ぐゴム製エッジのひび割れ部分に薄く塗って補強する、玄人好みの使い方も。
【超重要】固まるのが遅い!? 黒ならではの注意点
黒いコーキング剤を使う際に、必ず知っておいてほしい物理的な特性があります。黒は光を通しにくく、また着色のための顔料がぎっしり詰まっているため、透明や白のタイプに比べて「深部が完全に固まるまでのスピードがかなり遅い」という性質があります。
「24時間経ったからもう大丈夫だろう」と触ってみたら、中から生乾きのドロっとした黒いシリコンが出てきて手が真っ黒に……なんてトラブルが本当によく起きます。黒を使用する際は、メーカーが推奨する乾燥時間よりも、さらに半日〜1日程度長く静置するくらいの気持ちで余裕を持ったスケジュールを組むのが、失敗しないための鉄則ですよ。
ダイソーのコーキング剤を壁紙の補修に使う
お部屋の壁紙(クロス)が年月とともに縮んでしまい、継ぎ目にピシッと黒い隙間ができてしまったり、ドア枠との境目にひび割れのような隙間ができて目立ってしまったりすること、よくありますよね。
これもお家によくあるプチトラブルです。こうした場所の美観補修にも、ダイソーのコーキング剤やパテ類はすごく役に立ちます。
ただし、「お風呂用シリコン」を壁紙に塗るのは絶対NG!
ここで1つ、非常に重要な注意点があります。お風呂やキッチン用のシリコン系コーキング剤をクロスの隙間に使ってしまうと、大失敗の原因になります。シリコンの表面は油分を弾くため、「上からペンキなどの塗装が一切できない」のです。
もし将来的に壁紙を塗り替えたり、リフォームで新しい壁紙を上から貼ろうとしたりした時に、シリコンが塗料や糊を激しく弾いてしまい、剥離するのに莫大な手間と費用がかかることになってしまいます。
クロスの補修には、必ずパッケージの裏面を確認して「アクリル系」や「塗装可能」と書かれたクロス専用のコーキング剤(ジョイントコークなど)を使うようにしてくださいね。
すきまパテを使った、プロ級の「害虫・防臭対策」テクニック
一方で、壁まわりやキッチンの「配管部分」の隙間埋めには、固まらないダイソーの「すきまパテ」が凄まじい威力を発揮します。
エアコンの配管の裏や、洗面台の収納扉を開けた奥にある排水ホースが床に突き刺さっている部分。ここを完全に塞いでゴキブリなどの侵入を防ぐ、プロ級の施工手順を詳しくご紹介します!
- 配管の根元を徹底的にアルコール除菌する:まずはホコリや油汚れをきれいに拭き取ります。虫が引き寄せられるフェロモンや、嫌な臭いの原因物質を根本から拭き去るのが第一歩です。
- パテを手でこねて「ロープ状」に伸ばす:パテの塊をそのまま隙間にグイグイ押し込もうとすると、中に空洞ができてしまいます。あらかじめ手のひらでこねて、細長いヘビのような「紐状(ロープ状)」に形を作っておきます。
- 配管に巻き付けるように「ドーナツ状」に圧着する:作った紐状のパテを配管ホースにくるっと巻き付け、親指の腹を使って、配管と床(または壁)の隙間の奥深くまで押し込むようにフィットさせていきます。指が入らないような狭い場所は、割り箸の先などを使って奥までしっかりパテを送り込み、隙間をゼロにしましょう。
- ラップや防水テープで「ホコリよけ」をする:不乾性パテはずっと粘土のようにベタベタしているので、そのままにしていると数ヶ月後にはホコリを吸着して真っ黒になってしまいます。これを防ぐために、パテの表面に薄く食品用ラップを貼るか、白い防水テープなどで覆っておくと、後から雑巾でサッと水拭き掃除ができるようになって清潔に保てます。
- 最後はリメイクシートで隠す:どうしてもパテが盛り上がっているのが見えて不格好な場合は、その上から100均のリメイクシート(木目調や大理石風など)を貼っておしゃれに目隠ししてしまいましょう。まるでホテルの洗面台下のような、清潔でおしゃれな空間に早変わりしますよ!
パテをこねてロープ状にする段階で、ダイソーのアロマコーナーや薬局で買える「ハッカ油」を数滴垂らし、パテの中にしっかり練り込んでみてください。ゴキブリやクモなどの害虫は、ハッカ(ミント)のツンとした香りを本能的に激しく嫌います。これを行うことで、「物理的に隙間を完璧に塞ぎつつ、香りによる化学的な忌避効果も備える」という、市販品にはない最強の防虫パテが完成します!
コーキングの100均製品を外壁に使う際のリスク
「ダイソーのコーキング剤がこんなに優秀なら、家の外壁のサイディングの目地がひび割れている部分や、屋根の瓦がズレて雨漏りしている部分にも使っていいんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、建物の外側、特に太陽の光(紫外線)や激しい風雨に24時間さらされ続ける「外壁」や「屋根」に100均製品を使うことには、家全体を傷めてしまう致命的なリスクが伴います。
まずは、コーキング剤の成分の違いと、硬化するまでにかかる時間の目安をおさらいしておきましょう。
| 成分の系統 | 表面が固まる時間 | 皮膜ができる時間 | 完全に固まる時間 | 外壁への適性と特徴 |
|---|---|---|---|---|
| シリコン系(一般的な100均製品) | 約20分〜1時間 | 約30分〜1.5時間 | 24時間〜3日間 | お風呂やキッチン。耐候性は高いが、上から塗料を100%弾くため外壁には絶対不可。 |
| 変成シリコン系(ホームセンター用) | 約30分〜1時間 | 約1時間〜1.5時間 | 約3日間 | 外壁、サッシ、屋根。最大のメリットは、硬化した後に上からペンキが塗れること。 |
| ウレタン系(ホームセンター用) | 約2時間 | 約4時間 | 3日〜7日間 | コンクリートのひび割れ用。紫外線に弱いため、必ず上から塗装して保護する必要あり。 |
| アクリル系(クロス用) | 約1時間〜2時間 | 約2時間〜4時間 | 24時間〜48時間 | 室内の壁紙用。水に非常に弱いため、外壁や水回りなどには絶対に使用できません。 |
この表にある通り、外壁のサイディングの目地などの補修には「変成シリコン系」という、後から塗装ができる特殊なコーキング剤を使うのが建築のプロの絶対的な常識です。もし100均に売られている「普通のシリコン系(塗装不可)」を外壁のひび割れにべったり塗ってしまうとどうなるでしょうか?
数年後、お家の外壁全体を塗り直すメンテナンス(外壁塗装リフォーム)をする際、業者さんが塗ったペンキがそのシリコン部分だけを激しく弾いてしまい、全く色が乗らなくなってしまいます。
結局、業者の職人さんが手作業でそのシリコンを1つずつカッターで根こそぎ削り落とす必要が生じ、工事日数が伸びて何万円〜十数万円もの余計な「剥離撤去費用(人件費)」を請求されるという、目も当てられない大失敗(施工過失)に繋がってしまいます。
また、屋外での施工は、天候による以下のリスクも考えられます:
- 急な雨による決壊:完全に中まで固まる(完全硬化)前に雨が降って濡れてしまうと、コーキングの中身が流れたり、接着面から浮いて剥がれてしまい、せっかくの防水機能が全く意味をなさなくなります。
- 季節(気温)による硬化不良:冬場に気温が5℃以下になったり、夜間に霜が降りるような環境では、化学反応が途中で止まってしまい、何日経ってもブヨブヨとした硬化不良の状態が続いて剥がれてしまう原因になります。
建物の寿命そのものを左右するような広範囲の外壁サイディングの打ち替えや、高所での危険な屋根瓦のひび割れ補修、原因を特定するのが非常に難しい深刻な雨漏りなどは、DIYでの施工は転落事故などのリスクを伴うだけでなく、防水シールの充填品質不足による雨漏りのさらなる悪化を招くおそれがあります。
無理をせず、信頼できる地元の塗装リフォーム業者や雨漏り専門業者に調査と工事を委託することが、長い目で見れば一番安全で、一番お財布にも優しい確実な選択肢になりますよ。
ダイソーのコーキング剤売り場はどこかまとめ
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!ちょっと難しそうなコーキングやパテのDIYも、コツさえ掴めば自分のお家を自分で守る最高の手段になりますよ。最後に、お探しのユーザーの皆様に向けて、「ダイソー コーキング剤 売り場 どこ」の重要なポイントをすっきりと整理しておさらいします!
- ダイソーの店頭での売り場は「DIY・工具」「接着剤」「配管・エアコン・水回り」の3箇所:店舗によって異なるので、ダイソー公式の「店舗在庫検索アプリ」で事前に棚番号を特定するのが一番スマートな探索方法です。
(出典:大創産業 『DAISOネットストア』) - ネットで探すときは「シーリング」という言葉に注意!:単にシーリングと検索すると手芸用の「シーリングスタンプ」が大量にヒットしてしまいます。「シリコーン補修剤」や「すきまパテ」といった具体的な品名、あるいはJANコードで検索をかけるようにしましょう。
- 施工する箇所が「60cm以下」ならダイソー製品が最強のコスパ!:お風呂用の防カビ剤入りホワイトや、自動車のテールランプ補修に便利なカメレオン効果抜群の透明(クリア)タイプが、それぞれ110円(税込)という低価格で、無駄のない使い切りサイズで手に入ります。
- 外壁や雨漏り補修、広範囲なリフォームはホームセンターや専門業者へ!:100均製品は容量や成分の面で外壁の環境(塗装不可問題など)に耐えられません。外構リフォームはプロ用の「変成シリコン」をホームセンターで選ぶか、信頼できる外壁塗装業者へ相談するのが確実な解決策になります。
正しい道具を選び、乾燥時間(特にカラー顔料入りの乾燥遅延)と正しい施工手順をしっかり守れば、あなたのお家は見違えるほどきれいで快適になります。ぜひ、ワクワクする安心・安全なDIYライフを思いっきり楽しんでくださいね!

