突然、火災報知器から「ピッ、電池切れです」といううるさい警告音が鳴り出して、困った経験はありませんか。
いざ電池交換をしようにも、特殊な形状の電池なので、どこに売ってるのか見当もつかない方も多いでしょう。ホームセンターを探すべきか、それともヤマダ電機、ケーズデンキ、エディオンといった家電量販店に行けばあるのか、あるいはコンビニでも手に入るのか。
また、自分で電池交換ができるのか、値段はどのくらいなのか、疑問は尽きません。この記事では、火災報知器の電池の販売場所から交換方法、注意点まで、あなたの悩みをすべて解決します。
- 火災報知器の電池が購入できる具体的な店舗
- 電池の値段や純正品と互換品の違い
- 電池切れの警告音への対処法と交換手順
- 交換前に確認すべき火災報知器本体の寿命
火災報知器の電池はどこに売ってる?主な販売店を解説
- 火災報知器の電池交換は自分でできますか?
- 火災報知器の電池はホームセンターが探しやすい
- ヤマダ電機やケーズデンキでの電池の取扱状況
- エディオンやコンビニでも電池は購入可能か?
- そもそも専用リチウム電池はどこで買えますか?
火災報知器の電池交換は自分でできますか?
結論から言うと、住宅用の火災報知器の電池交換は、多くの場合ご自身で行うことが可能です。特別な資格や専門知識は必要なく、手順も比較的簡単なため、初心者の方でも問題なく作業できます。
なぜなら、現在普及している電池式の火災報知器は、利用者自身がメンテナンスすることを前提に設計されているからです。本体を天井から取り外し、カバーを開けてコネクタ付きの電池を交換するだけで、特殊な工具を必要としないモデルがほとんどを占めます。
基本的な交換手順
- 火災報知器本体を、反時計回りに少しひねって天井や壁から取り外します。
- 本体の裏側にある古い電池のコネクタを、ツメを押しながら慎重に引き抜きます。
- 新しい電池のコネクタを、向きを合わせて「カチッ」と音がするまで差し込みます。
- 電池を本体に収め、カバーを閉じてから元の位置に取り付けます。
- 最後に、本体のテストボタンを押し、正常に警報音が鳴るか必ず動作確認を行います。
交換時の注意点
天井など高所に設置されているため、作業の際は必ず安定した脚立や椅子を使用し、足元に十分注意してください。
また、後述しますが、火災報知器本体の寿命は約10年とされています。電池交換のタイミングで本体の製造年月日も確認し、10年近く経過している場合は電池交換ではなく本体ごとの交換を強くおすすめします。
火災報知器の電池はホームセンターが探しやすい
火災報知器の電池を探す際、最も見つけやすい場所の一つがホームセンターです。多くのホームセンターでは、防災用品や電設資材のコーナーが充実しており、専門の電池も在庫している可能性が高いです。
例えば、ビバホームやコーナン、ジョイフル本田といった大型のホームセンターでは、防災意識の高まりもあって比較的取り扱いが豊富です。一方で、カインズやDCMグループの店舗では、インプットした情報によると専用電池の取り扱いが少ない、あるいは取り寄せ対応となるケースもあるようです。
ホームセンターで購入するメリット・デメリット
メリットは、防災用品全般を扱っているため、店員さんにある程度の知識があり、相談しやすい点です。また、火災報知器本体も隣に陳列されていることが多く、本体交換を検討する際にも比較しやすいでしょう。
デメリットは、店舗の規模や地域によって在庫状況が大きく異なる点です。無駄足を防ぐためにも、来店前に電話で在庫の有無を確認しておくのが確実な方法といえます。
ヤマダ電機やケーズデンキでの電池の取扱状況
ヤマダ電機やケーズデンキといった大手家電量販店でも、火災報知器の電池を購入することはできます。しかし、多くの場合は店頭に在庫がなく、取り寄せ対応になると考えておいた方がよいでしょう。
これは、火災報知器の電池が汎用品ではなく、特定の機器に使われる専用品であるためです。そのため、全ての店舗で常に在庫を確保しておくのは効率的ではないと判断されているようです。
実際、各社のオンラインストアでは取り扱いがあっても、実店舗では「取り寄せ」と案内されるケースが少なくありません。急に電池が切れて今すぐ欲しい、という場合には不向きかもしれません。家電量販店で購入を検討する際は、取り寄せに1週間程度の日数がかかる可能性を考慮し、余裕を持って注文する必要があります。
ただし、ヨドバシカメラやビックカメラのオンラインストアを利用すれば、在庫がある場合に限り、迅速に配送してもらえることもあります。ポイントなどを活用したい場合は、オンラインでの購入も選択肢に入れると良いでしょう。
エディオンやコンビニでも電池は購入可能か?
エディオンでの取り扱い
エディオンも他の家電量販店と同様に、火災報知器の電池の取り扱いはありますが、基本的には取り寄せとなる可能性が高いです。火災報知器本体の販売は行っているものの、交換用の電池単体を常時在庫している店舗は限られています。もしエディオンでの購入を希望する場合は、事前に最寄りの店舗へ電話で問い合わせるのが最も確実です。
コンビニでの取り扱い
一方、コンビニで火災報知器の専用電池を見つけるのは非常に難しいと言わざるを得ません。乾電池やボタン電池は広く扱われていますが、コネクタ付きの特殊なリチウム電池は、まず置いていないでしょう。
「リチウム電池」という括りでは一部取り扱いがあるかもしれませんが、それはデジタルカメラ用など、形状や電圧が全く異なるものです。火災報知器用の電池を探す場所としては、コンビニは選択肢から外した方が賢明です。
そもそも専用リチウム電池はどこで買えますか?
火災報知器で主に使用されているのは、「CR-2/3AZ」や「SH384552520」といった型番の、コネクタが付いた特殊なリチウム電池です。この電池は、長期間にわたって安定した性能を維持するために採用されています。
これらの専用電池を購入するには、これまで紹介してきた実店舗のほかに、Amazonや楽天市場といったオンライン通販サイトの利用が非常に便利です。通販サイトであれば、わざわざ店舗に足を運ぶ必要がなく、確実に手に入れることができます。
純正品と互換品について
通販サイトでは、パナソニックなどのメーカーが販売する「純正品」と、他のメーカーが製造した「互換品」の2種類が販売されています。
| 種類 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 純正品 | メーカーによる動作保証があり、信頼性と安全性が非常に高い。 | 価格が互換品に比べて高め(1個1,000円~1,500円程度)。 |
| 互換品 | 価格が安い(複数個セットで1個あたりの単価が割安になることが多い)。 | 品質にばらつきがある可能性や、ごく稀に相性の問題が発生することがある。 |
命を守る設備であるため、基本的には信頼性の高い純正品を選ぶことをおすすめします。もし互換品を選ぶ場合は、販売実績が多く、レビュー評価の高い製品を選ぶようにしましょう。
また、電気用品安全法に基づいた「PSEマーク」が表示されているかも、安全性を判断する上での一つの基準となります。
火災報知器の電池はどこに売ってる?交換時のよくある質問
- 火災報知器の電池切れのうるさい警報音の対処法
- 火災報知器の電池の値段と相場について
- 賃貸物件で電池切れが起きた場合の対応方法
- 本体自体の火災報知器はどこに売ってる?
- 電池切れの電池はどこで売ってるのか探す前に
- まとめ:火災報知器の電池はどこに売ってるか解説
火災報知器の電池切れのうるさい警報音の対処法
火災報知器の電池が寿命に近づくと、「ピッ、電池切れです」といった音声や、「ピッ…ピッ…」という短い電子音が定期的に鳴り始めます。
この音は、火災警報と区別できるようになっていますが、特に夜間などは非常にうるさく感じられるものです。
この警報音を一時的に止めるには、火災報知器本体についている「警報停止ボタン」または「テストボタン」を押します。紐がぶら下がっているタイプの場合は、その紐を引くことで音が止まるモデルもあります。
あくまで一時的な措置です
警報音を停止させても、それは根本的な解決にはなりません。多くの機種では、一定時間(数時間~12時間程度)が経過すると、再び警報音が鳴り始めます。
うるさいからといって、本体から電池を抜いたまま放置することは絶対におやめください。その状態では火災が発生しても警報器は一切作動せず、非常に危険です。
警報音が鳴ったら、それは「速やかに電池を交換してください」という重要なサインだと認識し、早急に新しい電池を準備しましょう。
火災報知器の電池の値段と相場について
火災報知器の電池の値段は、前述の通り「純正品」か「互換品」かによって大きく異なります。また、購入場所やセット個数によっても価格は変動します。
値段の目安
- メーカー純正品:1個あたり1,000円~1,500円程度が相場です。実店舗よりもAmazonなどの通販サイトの方が若干安く、送料無料で購入できる場合があります。
- 互換品:価格は様々ですが、2個や3個のセットで2,000円~3,000円程度で販売されていることが多く、1個あたりの単価は純正品よりも安く抑えられます。
ご家庭に複数の火災報知器を設置している場合、設置時期が同じであれば電池切れのタイミングも近くなる可能性があります。そのため、少し割安になる複数個セットを購入し、予備として保管しておくのも賢い方法です。
購入の際は、価格だけでなく、交換した日付を記録できる「年度シール」が付属しているかどうかも確認すると良いでしょう。いつ交換したかが一目でわかると、次回の交換時期の管理がしやすくなります。
賃貸物件で電池切れが起きた場合の対応方法
アパートやマンションなどの賃貸物件にお住まいの場合、火災報知器の電池が切れたら、まず大家さんや物件の管理会社に連絡・相談するのが基本的な流れです。
なぜなら、火災報知器は「住宅設備」の一部と見なされるため、その維持管理の責任が誰にあるかは、賃貸借契約の内容によって定められているからです。
一般的な負担区分
国土交通省が公表している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考にすると、以下のように解釈されることが一般的です。
- 電池交換(消耗品):入居者(借主)の負担
- 本体の故障・寿命による交換:大家さん(貸主)の負担
つまり、単なる電池切れであれば入居者が自分で電池を購入・交換するケースが多いです。しかし、電池を交換しても警報音が止まらない、あるいは本体が寿命を迎えている場合は、大家さん側の負担で本体を交換してもらうことになります。
ただし、契約書に特約として「警報器の維持管理はすべて貸主が行う」などと記載されている場合もあります。自己判断で交換してしまう前に、一度契約書を確認し、管理会社へ状況を報告するのが、後のトラブルを避ける上で最も確実な対応です。
本体自体の火災報知器はどこに売ってる?
電池交換ではなく、火災報知器本体を交換する必要がある場合、その購入場所も電池と同様に、ホームセンターや家電量販店、そしてオンライン通販サイトが主となります。
特にホームセンターの防災コーナーや、家電量販店の季節家電・防災関連売り場には、複数のメーカーの製品が並んでいることが多いです。価格は1台あたり2,000円台から、高機能な連動型になると10,000円を超えるものまで様々です。
選ぶ際のポイント:感知方式の違い
火災報知器には、主に2つの感知方式があります。設置が義務付けられている場所に応じて、適切なタイプを選ぶ必要があります。
- 煙式(光電式):火災による煙を感知するタイプです。火災の初期段階で発生する煙を素早く捉えることができるため、寝室や居間、階段への設置が義務付けられています。パナソニック製品では「けむり当番」という名称で販売されています。
- 熱式(定温式):調理中の湯気や煙など、火災以外の要因で警報が鳴るのを防ぐため、一定の温度に達した時に作動するタイプです。キッチン(台所)への設置に適しています。パナソニック製品では「ねつ当番」という名称です。
最近では、1台が警報を発すると、家中の警報器が連動して鳴る「連動型」も人気があります。火元から離れた部屋にいても火災に早く気付けるため、より安全性が高まります。
電池切れの電池はどこで売ってるのか探す前に
「電池はどこに売ってるんだろう?」と探し始める前に、一つだけ必ず確認していただきたいことがあります。それは、お使いの火災報知器本体の「寿命」です。
(一社)日本火災報知機工業会によると、住宅用火災警報器の本体は、設置から10年を目安に交換することが推奨されています。
(参照:一般社団法人日本火災報知機工業会)
電子部品の劣化などにより、古くなると火災を正常に感知しなくなる恐れがあるためです。電池の寿命も約10年で設計されていることが多いため、「電池切れのタイミング = 本体の交換時期」となっているケースが非常に多いのです。
製造年の確認方法
火災報知器本体の側面や裏側には、製造年が記載されたシールが貼られています。「2015年製」のように書かれているので、天井から取り外した際に必ず確認してください。
もし設置から10年近く経過している場合は、電池だけを交換しても、センサーの劣化など別の原因で再び不具合が起きる可能性があります。
命を守るための大切な設備です。古い警報器の場合は、電池交換で済ませるのではなく、迷わず本体ごと新しいものに交換することを強く推奨します。
まとめ:火災報知器の電池はどこに売ってるか解説
この記事では、火災報知器の電池の販売場所から交換方法、注意点について詳しく解説しました。最後に、記事の要点をリストでまとめます。
- 火災報知器の電池交換は特別な資格がなくても自分で行える
- 電池の主な販売店はホームセンターや家電量販店、オンライン通販である
- ホームセンターは在庫がある可能性が高いが、店舗による差も大きい
- ヤマダ電機やケーズデンキなどの家電量販店では取り寄せになることが多い
- コンビニで専用電池を見つけるのは非常に困難である
- オンライン通販なら純正品・互換品ともに確実に入手できる
- 電池切れのうるさい警報音は警報停止ボタンで一時的に止められる
- 警報音を止めるために電池を抜いたまま放置するのは大変危険である
- 電池の値段は純正品で1個1,000円から1,500円程度が相場である
- 互換品は安価だが、購入時はレビューやPSEマークを確認することが望ましい
- 賃貸物件の場合は、まず大家さんや管理会社に連絡して対応を相談する
- 火災報知器本体は、煙式と熱式の2種類があり設置場所によって使い分ける
- 電池を探す前に、まず本体の寿命が10年経っていないかを確認することが最も重要
- 設置から10年近く経過している場合は、電池交換ではなく本体ごとの交換を強く推奨する
- 安全のため、定期的な動作確認と適切な時期の交換を心がけることが大切である
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