きな粉揚げパンの売ってる場所はどこ？コンビニや通販で買える？

ふと無性に食べたくなる、どこか懐かしい味わいのきな粉揚げパン。いざ探してみると、「一体どこに売ってるの？」と困った経験はありませんか。昔ながらの給食の味を求めて、きな粉揚げパンの売ってる場所を調べてみると、売ってるコンビニ、特にセブンイレブンの情報にたどり着くことも多いでしょう。

しかし、近所のパン屋や揚げパン専門店を覗いても売ってないケースも少なくありません。この記事では、そんなあなたの疑問を解消します。通販で手軽に購入する方法から、自宅でできる簡単な作り方、さらには気になるカロリーや太るという心配、そしてなぜ給食から消えつつあるのかという背景まで、きな粉揚げパンに関する情報を網羅的に解説していきます。

きな粉揚げパンの売ってる場所【店舗・通販編】

 

きな粉揚げパンはコンビニで買える？

結論から言うと、きな粉揚げパンは一部のコンビニエンスストアで購入できることがあります。ただし、全国どの店舗でも常に手に入る定番商品というわけではなく、期間限定や地域限定で販売されるケースがほとんどです。

過去には、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキなどで目撃情報がSNS上に投稿されていました。これらの情報は特定の時期や店舗に限られるため、「今日行けば必ず買える」という保証はありません。

コンビニのパンコーナーは商品の入れ替わりが非常に速いため、見かけた際は「一期一会」のチャンスと捉えるのが良いでしょう。

スーパーマーケットでも、インストアベーカリー（店内でパンを焼いているコーナー）や、テナントとして入っているパン屋で販売されていることがあります。イオンやイトーヨーカドー、西友などで移動販売や催事で登場することもあるようです。

 

セブンイレブンで揚げパンが売ってない理由

「きな粉揚げパンといえばセブンイレブン」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、現在（2025年7月時点）は定番商品として販売されていません。過去には、セブンイレブンでもきな粉揚げパンが販売されていました。

例えば、2024年10月には「揚げパン きなこ」という商品が東京都限定で発売された記録があります。この商品は歯切れの良いパン生地をフライし、きなこシュガーをまぶしたもので、多くの注目を集めました。しかし、これも限定販売であったため、期間終了とともに店頭から姿を消しています。

このように、コンビニの商品は販売サイクルが非常に短く、人気商品であってもテスト販売や地域限定で終了することが少なくありません。これが、セブンイレブンで揚げパンを常に見かけることがない大きな理由です。

 

本格的な味ならパン屋や揚げパン専門店

コンビニやスーパーの手軽さも魅力ですが、揚げたての本格的な味を堪能したいのであれば、やはりパン屋や揚げパン専門店に足を運ぶのが一番です。

専門店ならではのメリットは、なんといってもその場で揚げたアツアツ、ふわふわの食感を楽しめること。注文を受けてから揚げてくれるお店も多く、コンビニの商品とは一線を画す感動的な美味しさを体験できます。

また、専門店ではフレーバーのバリエーションが豊富なのも嬉しいポイントです。定番のきな粉やシュガーはもちろん、ココア、シナモンなど、お店独自の味を展開しているところもあります。例えば、千葉や本八幡の駅ナカにある店舗では、複数のフレーバーから選べる楽しさを提供しています。

お近くにコッペパン専門店がある場合も、メニューに揚げパンが含まれている可能性が高いので、ぜひチェックしてみてください。

 

きな粉揚げパンは通販でも購入可能

「近所に売ってる場所がない」「買いに行く時間がない」という方には、インターネット通販の利用が非常におすすめです。自宅にいながら、全国の様々なきな粉揚げパンをお取り寄せできます。通販で販売されている主な商品は、以下の2つのタイプに分けられます。

1. 冷凍揚げパンセット

冷凍されたコッペパンと、きな粉フレーバーがセットになった商品です。自宅でパンを揚げ、付属の袋でシャカシャカと粉をまぶすだけで、揚げたての味を手軽に再現できます。お子様と一緒に調理を楽しむのも良いでしょう。Amazonや楽天市場などで「揚げパンセット」と検索すると見つかります。

2. 塗って焼くだけのスプレッド

食パンなどに塗ってトースターで焼くだけで、きな粉揚げパン「風味」のトーストが完成する商品です。ソントンから発売されている「シュガートースト きなこ揚げパン風味」が有名で、サクサクとした食感が人気を集めています。カルディやスーパー、各種通販サイトで購入できます。

 

通販なら、実店舗を探し回る手間を省けるだけでなく、普段出会えないような商品を見つけられる楽しみもあります。

 

自宅で簡単！きな粉揚げパンの作り方

実は、きな粉揚げパンは市販のパンを使えばご家庭でも驚くほど簡単に作ることができます。お店の味が恋しくなったら、手作りに挑戦してみるのも一つの手です。

基本の作り方レシピ

【材料】

• コッペパン（またはロールパン、食パン）：2～3本
• きな粉：大さじ4
• 砂糖：大さじ2
• 塩：ひとつまみ
• 揚げ油：適量

【手順】

1. 準備：ポリ袋やバットに、きな粉、砂糖、塩を入れてよく混ぜ合わせておきます。
2. 揚げる：フライパンに深さ1～2cmほどの油を入れ、160℃～170℃に熱します。パンを入れ、転がしながら全体がきつね色になるまで30秒～1分ほど揚げます。
3. まぶす：揚げたパンの油を軽くきり、熱いうちに①の袋に入れてシャカシャカ振るか、バットの上で転がしてきな粉を全体にまんべんなく付けたら完成です。

この基本レシピを元に、シナモンや黒糖を加えてアレンジするのも楽しいでしょう。ぜひ、ご家庭で懐かしの味を再現してみてください。

 

きな粉揚げパン売ってる場所以外の気になる疑問

 

きな粉揚げパンは太る？給食のカロリー

きな粉揚げパンの美味しさを前にして、多くの方が気になるのが「カロリー」の問題でしょう。結論として、揚げパンはパン類の中でもカロリーが比較的高い食べ物と言えます。

油で揚げるという調理法のため、脂質が多くなりがちです。商品によって差はありますが、一般的なきな粉揚げパン1個あたりのカロリーはおよそ350kcal～400kcalが目安とされています。

ご飯お茶碗一杯（約150g）のカロリーが約240kcalであることを考えると、きな粉揚げパン1個でそれ以上のカロリーを摂取することになります。そのため、「太るのが心配」という方は、食べる頻度や時間に気を付けたり、他の食事でバランスを取ったりする工夫が必要かもしれません。

懐かしの味！きな粉揚げパンはいつからあるの？

多くの人にとって「給食の懐かしい味」として記憶されている揚げパンですが、その歴史は1950年代初めごろにまで遡ります。発祥については、東京都大田区の嶺町小学校で給食調理師を務めていた篠原常吉さんという方が考案した、という説が有力です。

当時、病気で学校を休んだ児童の家へ給食のパンを届けていましたが、時間が経つと固くなってしまいます。そこで、「固くなったパンでも美味しく食べられるように」という思いやりの心から、油で揚げて砂糖をまぶすという調理法が考え出されました。

揚げパンが給食にないのはなぜですか？

「自分の子どもの給食には揚げパンが出ない」という話を聞いて、驚く親御さんも少なくないようです。かつては定番だった揚げパンが給食の献立から姿を消しつつある背景には、主に栄養面での理由があります。

最大の理由は、カロリーと脂質が高いことです。多くの自治体では、学校給食において「1食あたりの脂肪エネルギー比率を〇%未満にする」といった独自の摂取基準を設けています。油を多く吸収する揚げパンを献立に加えると、この基準を超えやすくなってしまうのです。

また、興味深いことに、揚げパンが給食で提供されるのは主に関東地方とその周辺地域に多いという地域差もあるようです。全ての地域で定番だったわけではない、というのも一つの事実です。

 

姿を消した？揚げパンがなぜなくなりましたか？

前述の栄養面での理由に加えて、揚げパン、ひいてはパン給食自体が減っている背景には、社会的な要因も関係しています。

その一つが、学校給食を担当する製パン業者の減少です。採算が合わないことや後継者不足などを理由に、地域の製パン業者が廃業・撤退してしまうケースが増えています。

これにより、パンを供給すること自体が困難になり、揚げパンどころかパン給食そのものがなくなる学校も出てきているのです。少子化や物価高騰など、様々な問題が地域のパン屋さんの経営に影響を与えているのですね。懐かしい味が失われていくのは、少し寂しい気もします…。

さらに、調理現場での手間や、アレルギー対応の難しさなども、揚げパンが敬遠される一因となっていると考えられます。このように、栄養、コスト、労働環境といった複数の問題が絡み合い、揚げパンが給食から姿を消す一因となっています。

 

マツコの知らない世界で紹介された揚げパンは？

テレビ番組で紹介されると、その商品は一躍注目の的となります。人気番組「マツコの知らない世界」でも、過去に揚げパンが取り上げられたことがありました。

この番組で紹介されたのは、多くの人がイメージするコッペパンタイプのものではなく、東京・神田にある老舗パン屋「亀井堂」の「マイフライ」という商品です。

酵素でじっくり熟成させたこだわりの食パンを使用しており、外はカリッと、中はしっとりとした独特の食感が魅力です。一般的な揚げパンとは一味違う「ローカルパン」として紹介され、マツコ・デラックスさんもその存在感に驚いていました。給食の揚げパンとはまた違った魅力を知るきっかけになる一品です。

 

まとめ｜きな粉揚げパンの売ってる場所ガイド

この記事では、きな粉揚げパンの売ってる場所から、気になるカロリーや歴史まで、幅広く解説してきました。最後に、記事の要点をリストでまとめます。

• きな粉揚げパンはコンビニで期間限定で販売されることがある
• セブンイレブンでは過去に東京限定で発売された実績がある
• ローソンやファミマでも目撃情報があるが店舗により取り扱いは異なる
• 揚げたてを食べるならパン屋や揚げパン専門店がおすすめ
• 通販では冷凍セットや塗るだけのスプレッドが人気
• 市販のコッペパンで自宅でも簡単に手作りできる
• カロリーは1個350kcal前後と高めなので注意が必要
• 誕生は1950年代で給食の残りパン活用という愛情がきっかけ
• 給食で見かけないのは高カロリーで献立が組みにくいため
• 製パン業者の撤退も給食から揚げパンが消える一因となっている
• マツコの知らない世界で紹介されたのは亀井堂のマイフライ
• イオンやイトーヨーカドーではテナントや移動販売で見かけることがある
• ドン・キホーテでの常設販売の情報は確認できなかった
• コストコではディナーロールを使い自作するアレンジが人気
• 確実に手に入れたい場合は店舗への事前確認が確実